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203_広告費ゼロで予約殺到!?木曽路の「お食い初め」がSNSでバズる理由。秘密は〇〇マイスター制度!

皆さん、こんにちは!ウィッテムのエリーがお届けする「みんなの企画部」。この番組は、「アイデアの破壊力で今を変える」をテーマに、経営者の皆さんが新規事業を開発したくなるような情報をお届けします。

さて、今日の企画の種は、和食チェーン「木曽路」さんの取り組みです。皆さん、木曽路というと、しゃぶしゃぶやすき焼きのイメージが強いかもしれませんが、実は今、「ハレの日」のお祝い需要、特に赤ちゃんの「お食い初め」で大きな支持を集めているんです。

木曽路さんでは、2021年から「お食い初めマイスター」という独自の認定制度を導入しました。これは、お食い初めの儀式の由来や流れを学び、当日の進行役も務めることができる専門スタッフのことです。現在、アルバイトを含む約800人ものスタッフがマイスターとして認定され、全店舗に配置されているそうです。

このマイスターがいることで、お食い初めの知識がないご家族も安心して儀式を任せられます。実際に利用した方からは、「丁寧に進めてくれて良かった」「個室でゆっくりできた」といった声がSNS、特にX(旧ツイッター)などで広がり、利用者が増えているとのこと。木曽路さんは個室を備える店舗が多いという強みも活かして、赤ちゃん連れのご家族が周りを気にせず、ゆっくりと食事と儀式を楽しめる環境を提供しています。

面白いのは、木曽路さん、ほとんど広告を打っていないのに、このSNSの口コミだけで集客が伸びている点です。まさに、付加価値の高いサービスが自然と拡散される好例と言えますね。

さらに、この成功を受けて、2022年には1歳のお祝いである「一升餅」についても同様のマイスター制度「一升餅マイスター」を導入。こちらも約400人が認定されているそうです。

経営者の視点で見ると、このマイスター制度は単なる顧客満足度向上に留まりません。従業員の専門性を高め、モチベーションアップや人材定着にも繋がっている、と木曽路の人財開発部の方は分析しています。顧客にとっても、従業員にとっても価値のある取り組みなんですね。

木曽路さんの業績はまだ回復途上とのことですが、こうした独自のサービスを磨き上げ、ハレの日需要を確実に取り込むことで、今後の成長を目指しています。また、「敷居が高い」というイメージを払拭するために、より日常的に利用しやすいランチメニューなども導入しているそうです。

今日の「みんなの企画部」、木曽路さんの「ハレの日マイスター」戦略、いかがでしたでしょうか。顧客の特別な体験を演出し、それをSNSで拡散させる仕組み、そして従業員のエンゲージメントを高める制度設計。これは、飲食業に限らず、多くの事業開発のヒントになりそうです。まさに「アイデアの破壊力」ですね。

それでは、今日の「みんなの企画部」はこの辺で。お相手はウィッテムのエリーでした。また次回お会いしましょう!

小島章裕

自称「ストリートプランナー」。強みは、机上の空論ではなく、現場に深く入り込み、経営者の皆様と共に汗を流しながら事業を創り上げていく伴走型のスタイルです。顧客視点に立った独自のアイデアは、起業前に培ったお客様相談の経験から生まれました。

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