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208_その発想はなかった…!「大人のぬいぐるみ」ブームから紐解く、あなたの会社の次の一手とは?

アイデアの破壊力で今を変える、「みんなの企画部」。パーソナリティのウィッテムのエリーです。この番組は、経営者の皆さまが思わず新しい事業を始めたくなるような、刺激的な情報をお届けしていきます。

さて、今日のテーマは、ちょっと意外なところから新規事業のヒントを探ります。皆さんのオフィスやご自宅に、「ぬいぐるみ」、ありますか? 実は今、大人向けのぬいぐるみが静かなブームになっているんです。今日は、この「大人向けぬいぐるみ」のヒットから、新規事業開発のヒントを探っていきましょう。

最近、単なる可愛いだけじゃない、特別な機能を持ったぬいぐるみが注目されているんです。例えば、座ると背筋がピンと伸びるクッションタイプのぬいぐるみや、足を乗せて軽く運動できるもの、中には湯たんぽのように温かくなるぬいぐるみまであるんですよ。

どうして今、大人にぬいぐるみが人気なんでしょうか? 背景には、コロナ禍以降の在宅勤務の増加や、ストレス社会があるようです。家にいる時間が増えて、癒やしを求めたり、ちょっとした孤独感を和らげたりしたい。でも、ペットは飼えない…そんなニーズに、機能性もあって可愛いぬいぐるみが、ぴったりハマったのかもしれませんね。見た目のかわいらしさで癒やされつつ、健康維持や快適な生活もサポートしてくれる、まさに一石二鳥のアイテムと言えそうです。

さて、経営者の皆さん。この「大人向けぬいぐるみ」のヒット、他人事だと思っていませんか? ここには、新しい事業を生み出すための重要なヒントが3つ隠されているんです。

まず1つ目は、「既存の製品に新しい価値をプラスする」という視点です。

ぬいぐるみは昔からありますが、「姿勢サポート」や「保温」といった、これまでなかった機能を加えることで、大人という新しい顧客層を開拓しましたよね。皆さんの会社の商品やサービスにも、何か新しい価値をプラスできませんか? 例えば、お客様が普段感じているちょっとした不便や、あったらいいな、という願いを叶える機能を付け加える、といったことです。

2つ目のヒントは、「ライフスタイルの変化が生み出すニーズを深掘りする」ことです。

在宅勤務が増えたことで、「運動不足」や「孤独感」、「ストレス」といった新しい悩みやニーズが生まれました。今回のぬいぐるみは、そうした変化を捉えた商品ですよね。皆さんの周りでも、社会の変化によって生まれた新しいニーズがきっとあるはずです。一見、ニッチに見える悩みにも、大きなビジネスチャンスが眠っているかもしれませんよ。

そして3つ目。「『愛着』と『便利さ』を両立させる」ということです。

大人の消費者は、ただ便利なだけじゃなく、使っていて気分が上がるか、愛着が持てるか、といった気持ちの面も大切にします。今回のぬいぐるみも、機能性はもちろんですが、やっぱり見た目のかわいらしさが重要ですよね。便利さや機能といった「機能的価値」と、愛着や心地よさといった「情緒的価値」、この2つをうまく組み合わせることが、お客様に長く愛される商品やサービスを作る秘訣と言えそうです。

さあ、これらのヒントを元に、少し皆さんのビジネスに置き換えて考えてみませんか? ちょっとした発想のエクササイズです。3つ、問いかけをさせてください。

まず1つ目。皆さんの業界のお客様が、日常で感じている「小さなストレス」や「満たされていない気持ち」って、何でしょう? それを、「癒やし」の要素と、何か意外な「機能」を組み合わせて解決するような、新しい商品やサービスは考えられませんか?

次に2つ目。お家で過ごす時間が増えたことで生まれた、「健康」や「快適さ」に関する新しいニーズって、どんなものがあると思いますか? 日常で使うアイテムに、健康をサポートする機能や、もっと快適になる機能をさりげなくプラスしたような事業アイデア、どうでしょう?

最後に3つ目。「大人向け」の市場で、長く愛着を持って使ってもらえる商品って、どんなものでしょうか? かわいらしさや心地よさと、実際の役に立つ便利さ。この2つをうまく両立させるアイデア、皆さんの事業分野だったら、どんな形で実現できそうでしょうか?

いかがでしたか? 何かピンとくるものはありましたか?

もし、「うーん、まだ具体的なアイデアは…」という方がいらっしゃったら、ぜひ試していただきたいアクションが1つあります。それは、「お客様の声を聞くこと」です。

皆さんの会社のお客様や、これからターゲットにしたいと考えている方々に、普段の生活で感じていること、特に「癒やし」や「健康」、「快適さ」について、どんな小さな不満や願いがあるのか、直接聞いてみるんです。アンケートでも、ちょっとした会話の中からでも構いません。

そこから見えてきたニーズに対して、皆さんの会社の強みや技術を活かしながら、「癒やし」に何かプラスアルファの「機能」を加えた新しい商品やサービスのアイデアを考えてみる。まずは小さな一歩からで大丈夫です。

今日の「大人向けぬいぐるみ」のお話が、皆さんの新しい挑戦へのきっかけとなれば嬉しいです。

アイデアの破壊力で今を変える、「みんなの企画部」。お相手はウィッテムのエリーでした。それではまた、新しいアイデアの種を探しにいきましょう!

小島章裕

自称「ストリートプランナー」。強みは、机上の空論ではなく、現場に深く入り込み、経営者の皆様と共に汗を流しながら事業を創り上げていく伴走型のスタイルです。顧客視点に立った独自のアイデアは、起業前に培ったお客様相談の経験から生まれました。

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