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n213_損失リスクもビジネスに?「推し活キャンセル保険」から見えた、ニッチな需要を捉える経営戦略

ウィッテムのエリーです。「みんなの企画部」、始まりました。この番組は、「アイデアの破壊力で今を変える」をテーマに、経営者の皆さんが「よし、新しいことやってみよう!」と思えるような、新規事業開発のヒントをお届けする情報番組です。

さて、今日のテーマは、最近よく耳にする「推し活」です。好きなアイドルやキャラクターを応援する、あの熱い活動ですね。実はこの推し活市場から、新規事業の面白いヒントが見えてくるんです。

皆さんの周りにも、何かを熱心に応援している、いわゆる「推し」がいる方、いらっしゃるんじゃないでしょうか。ライブに行ったり、グッズを買ったり、遠征したり…。結構、時間もお金もかかりますよね。でも、もし急な用事や体調不良で、その大切なイベントに行けなくなったら…?考えただけでも、ショックが大きいですよね。チケット代や交通費が無駄になってしまうかもしれません。

そんなファンの「もしも」の不安に応える動きとして、今、「推し活専用のキャンセル保険」というものが登場しているんです。例えば、Mysuranceさんなどが提供しているサービスがあります。これは、個人の都合でイベントに参加できなくなった場合でも、かかった費用の一部を補償してくれる、というものなんですね。まさに、ファンの気持ちに寄り添ったサービスと言えそうです。

ただ、面白いことに、この便利な保険、実はまだあまり知られていないようなんです。ある調査によると、認知度は1割程度にとどまっているとか。せっかくの良いサービスも、知ってもらわないと始まりませんよね。これは、新しいサービスを広める上での課題と言えるかもしれません。

さて、ここからが経営者の皆さんにお届けしたい、今日の「企画のヒント」です。この「推し活とキャンセル保険」の動きから、新規事業を考える上で参考にしたいポイントが3つあります。

まず1つ目は、「特定の活動に潜むリスクや不便さに注目すること」です。推し活のように、人が熱中することには、特有の困りごとが隠れているものです。皆さんの会社の顧客は、何に夢中になっていますか?そこに、ビジネスチャンスの種が眠っているかもしれません。

2つ目は、「既存のサービスと、特定のニーズを組み合わせてみること」。今回の保険も、「保険」という仕組みと「推し活のキャンセルリスク」を結びつけたものですよね。皆さんの会社の技術やノウハウを、特定の誰かの「困った!」に合わせてみたら、新しい価値が生まれるかもしれません。

そして3つ目は、「万が一に備える安心感を提供すること」です。誰だって、予期せぬトラブルは避けたいもの。この「もしも」の不安を取り除いてあげる、安心感を提供することが、顧客満足につながり、新しい需要を生み出すきっかけになるのではないでしょうか。

どうでしょう?皆さんのビジネスに置き換えて、何かひらめくものはありましたか?

例えば、こんな問いかけもできます。「推し活の悩みは、キャンセルリスクだけじゃないはず。グッズの保管場所がない、ファン同士で交流したい…。こうした悩みを、あなたの会社の強みで解決できませんか?」

さあ、今日の「みんなの企画部」がお届けした情報から、ぜひアクションを起こしてみてください。まず第一歩として、皆さんの会社のお客様が、今、何に時間やお金をかけて熱中しているのか、そして、そこにどんな不安や不便を感じているのか、ちょっと探ってみてはいかがでしょうか。そこから、きっと新しい事業のアイデアが生まれてくるはずです。

ということで、今日の「みんなの企画部」はここまで。アイデアの破壊力で、あなたのビジネスの「今」を変えていきましょう!

また次回、お会いしましょう。ウィッテムのエリーでした。

小島章裕

自称「ストリートプランナー」。強みは、机上の空論ではなく、現場に深く入り込み、経営者の皆様と共に汗を流しながら事業を創り上げていく伴走型のスタイルです。顧客視点に立った独自のアイデアは、起業前に培ったお客様相談の経験から生まれました。

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