ウィッテムのエリーです。「みんなの企画部」、始まりました。この番組は、「アイデアの破壊力で今を変える」をテーマに、経営者の皆さんが「よし、新しいことやってみよう!」と思えるような、新規事業開発のヒントをお届けする情報番組です。
さて、今日のテーマは、最近よく耳にする「推し活」です。好きなアイドルやキャラクターを応援する、あの熱い活動ですね。実はこの推し活市場から、新規事業の面白いヒントが見えてくるんです。
皆さんの周りにも、何かを熱心に応援している、いわゆる「推し」がいる方、いらっしゃるんじゃないでしょうか。ライブに行ったり、グッズを買ったり、遠征したり…。結構、時間もお金もかかりますよね。でも、もし急な用事や体調不良で、その大切なイベントに行けなくなったら…?考えただけでも、ショックが大きいですよね。チケット代や交通費が無駄になってしまうかもしれません。
そんなファンの「もしも」の不安に応える動きとして、今、「推し活専用のキャンセル保険」というものが登場しているんです。例えば、Mysuranceさんなどが提供しているサービスがあります。これは、個人の都合でイベントに参加できなくなった場合でも、かかった費用の一部を補償してくれる、というものなんですね。まさに、ファンの気持ちに寄り添ったサービスと言えそうです。
ただ、面白いことに、この便利な保険、実はまだあまり知られていないようなんです。ある調査によると、認知度は1割程度にとどまっているとか。せっかくの良いサービスも、知ってもらわないと始まりませんよね。これは、新しいサービスを広める上での課題と言えるかもしれません。
さて、ここからが経営者の皆さんにお届けしたい、今日の「企画のヒント」です。この「推し活とキャンセル保険」の動きから、新規事業を考える上で参考にしたいポイントが3つあります。
まず1つ目は、「特定の活動に潜むリスクや不便さに注目すること」です。推し活のように、人が熱中することには、特有の困りごとが隠れているものです。皆さんの会社の顧客は、何に夢中になっていますか?そこに、ビジネスチャンスの種が眠っているかもしれません。
2つ目は、「既存のサービスと、特定のニーズを組み合わせてみること」。今回の保険も、「保険」という仕組みと「推し活のキャンセルリスク」を結びつけたものですよね。皆さんの会社の技術やノウハウを、特定の誰かの「困った!」に合わせてみたら、新しい価値が生まれるかもしれません。
そして3つ目は、「万が一に備える安心感を提供すること」です。誰だって、予期せぬトラブルは避けたいもの。この「もしも」の不安を取り除いてあげる、安心感を提供することが、顧客満足につながり、新しい需要を生み出すきっかけになるのではないでしょうか。
どうでしょう?皆さんのビジネスに置き換えて、何かひらめくものはありましたか?
例えば、こんな問いかけもできます。「推し活の悩みは、キャンセルリスクだけじゃないはず。グッズの保管場所がない、ファン同士で交流したい…。こうした悩みを、あなたの会社の強みで解決できませんか?」
さあ、今日の「みんなの企画部」がお届けした情報から、ぜひアクションを起こしてみてください。まず第一歩として、皆さんの会社のお客様が、今、何に時間やお金をかけて熱中しているのか、そして、そこにどんな不安や不便を感じているのか、ちょっと探ってみてはいかがでしょうか。そこから、きっと新しい事業のアイデアが生まれてくるはずです。
ということで、今日の「みんなの企画部」はここまで。アイデアの破壊力で、あなたのビジネスの「今」を変えていきましょう!
また次回、お会いしましょう。ウィッテムのエリーでした。
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