時刻は夜10時を回りました。 こんばんは、ウィッテムのエリーです。 「アイデアの破壊力で今を変える」をテーマにお届けする「深夜の創造しい会」。 今夜も、あなたのビジネスを刺激するような情報をお届けします。
さて、経営者の皆さん。新しい事業のアイデア、日々考えていらっしゃいますか? アイデアが浮かんでも、「これって本当にいけるのかな?」「誰に相談しようかな?」なんて、立ち止まってしまうこと、ありますよね。
今日は、そんな時のヒントになるかもしれない、AI、人工知能の活用事例をご紹介します。 大手のリクルートさんが、社内で新しい事業を生み出すために、面白い取り組みを始めたそうなんです。
リクルートには、「Ring」という社内新規事業提案制度があるんですが、ここで従業員がアイデアを出すときに、AIが「壁打ち相手」、つまり相談相手になってくれる仕組みを導入したそうですよ。
具体的には、従業員が考えたアイデアをAIに伝えると、AIが「そのアイデアの市場はどう?」「もっと具体的にするとしたら?」「似たようなサービスはもうあるかな?」といった感じで、客観的な視点からフィードバックをくれるんだそうです。 まるで、優秀なビジネスコンサルタントが隣にいてくれるような感じでしょうか。
このAI、ただの話し相手じゃなくて、ちゃんと市場性や独自性、実現の可能性なんかも見てくれる。さらに、競合になりそうなサービスの情報まで教えてくれるというから、すごいですよね。 これなら、アイデアを思いついたばかりの初期段階でも、どんどん考えを深めていけそうです。
このリクルートさんの事例から、私たち経営者が新規事業を考える上で参考にできるポイントが3つあると思います。
一つ目は、「AIによるアイデアの壁打ち活用」です。 思いついたアイデアを、まずAIにぶつけてみる。そうすることで、頭の中が整理されたり、自分では気づかなかった視点が得られたりして、アイデアを効率よく具体化していく手助けになります。
二つ目は、「客観的なフィードバックによる早期改善」です。 AIは忖度しませんから、アイデアの強みだけでなく、弱点もしっかり指摘してくれます。市場性はあるのか、本当に新しいのか、そういった厳しい視点からのフィードバックを早めに得ることで、計画の穴を早期に発見し、改善につなげることができます。
そして三つ目は、「競合や市場調査の効率化」です。 新しいことを始めるには、ライバルや市場の状況を知ることが不可欠ですよね。AIを活用すれば、そういった情報を短時間で集めて分析することが可能です。戦略を立てる上で、とても心強い味方になってくれます。
もともと、リクルートさんでも、アイデアを形にする最初の段階で、相談相手を見つけたり、客観的な評価を得たりするのが大変、という課題があったのかもしれません。AIは、そういった新規事業を生み出す上でのハードルをぐっと下げてくれる可能性を秘めているんですね。
さて、この話を聞いて、「うちでもAIを使えないかな?」と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、今夜皆さんに提案したいアクションは、これです。 「まず、今すぐ使えるAIツールを、試しに、新規事業の壁打ちに使ってみる」
ChatGPTのような、無料で始められる生成AIツールがたくさんありますよね。 まずはそういったものに、ご自身のアイデアを投げかけてみてください。簡単な市場調査をお願いしてみるのもいいでしょう。
実際に使ってみることで、AIが自社の新規事業開発にどれくらい役立つのか、どんな可能性や課題があるのか、きっと具体的な手応えを感じられるはずです。 小さな一歩かもしれませんが、そこから新しい何かが生まれるかもしれませんよ。
さあ、「深夜の創造しい会」、今夜はいかがでしたでしょうか。 あなたのアイデアが、未来を変える力となることを願っています。
お相手はウィッテムのエリーでした。 それでは、また次回、この時間にお会いしましょう。おやすみなさい。
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