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n231_売上停滞を打破する一手。あなたの会社の”常識”が、畑違いの市場では”非常識”な価値になる。

新規事業の種は、意外な場所に眠っています。例えばスポーツのミズノは、自社のシューズ技術を「安全靴」に応用。現場の常識を覆す軽さと快適さで、売上200億円規模に迫る急成長を遂げました。成功の鍵は、自社では”当たり前”の技術を、畑違いの市場で”革新的なお宝”として捉え直したこと。あなたの会社に眠る「当たり前の強み」は何ですか?視点を変えれば、そこに巨大なビジネスチャンスが隠れているかもしれません。自社の価値を再発見し、新しい市場の扉を開きましょう。

時刻は夜10時を回りました。 アイデアの破壊力で今を変える。経営者のための情報番組「深夜の創造しい会」。 こんばんは。パーソナリティのウィッテムのエリーです。

今夜も、皆さんの会社の未来を、そして日本のビジネスシーンを、ほんの少し変えるかもしれない。そんな新規事業のヒントをお届けします。

さて、今夜取り上げるのは、誰もが知るあの有名スポーツ用品メーカー、「ミズノ」の新しい挑戦です。

ミズノといえば、野球のグローブやランニングシューズを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。 実は今、そのミズノが「ワークウエア」、つまり作業現場で使われるユニフォームや安全靴の分野で、大きな成功を収めているんです。

本日ご紹介する新聞記事によりますと、ミズノのワークウエア事業の売上高は、2023年度にはなんと138億円。2027年度には200億円、つまり現在の4割増を目指すという、驚異的な成長を遂げています。

では、なぜスポーツのミズノが、畑違いとも思えるワークウエアの市場で、これほどの支持を集めているのでしょうか。

その秘密は、ミズノが長年培ってきた「技術力」にありました。

例えば、多くのランナーの足元を支えてきたシューズ開発の技術。これを応用して作られた安全靴は、従来の安全靴のイメージを覆すほどの「軽さ」と「クッション性」を実現しました。 現場で働く方々からは、「一日中履いていても疲れにくい」「まるでスポーツシューズのようだ」と絶大な支持を得ているそうです。

実際に、運送大手の佐川急便さんや、サカイ引越センターさんなど、名だたる企業が続々とミズノのワークウエアを採用しています。その数は、なんと1600社にものぼるといいます。

この成功から、私たち経営者が学べることは何でしょうか。

それは、「自社の持つ当たり前の強みを、別の市場に展開する」という視点です。

ミズノにとっては当たり前だった「靴を軽く、快適にする技術」。 それが、ワークウエアという別の市場に持ち込まれた時、「革新的な価値」に変わったわけです。

リスナーの皆さん。 あなたの会社には、どんな「当たり前の技術」や「当たり前の強み」がありますか? 社内では見慣れたその技術、もしかしたら、全く違う分野で、喉から手が出るほど求められている「お宝」なのかもしれません。

自社の資産を、もう一度、違う角度から見つめ直してみる。 そこに、新しい事業の大きなヒントが隠されているのではないでしょうか。

「深夜の創造しい会」、今夜のこのお話が、皆さんの会社の新しい扉を開く、小さなきっかけになれば嬉しいです。

それでは、また来週この時間にお会いしましょう。 パーソナリティは、ウィッテムのエリーでした。

#既存技術の応用

#強みの再発見

#異業種参入

#ミズノに学ぶ

#深夜の創造しい会

小島章裕

元・苦情係の企画参謀、発想力が強み。お客様の「なぜ?」を事業の未来に変えます。毎日200件のクレーム対応で培った顧客目線を武器に、経営者の右腕、現場の伴走者として事業開発と組織変革を支援。お客様の痛みを知るからこそ、血の通った戦略で貴社の挑戦を成功に導きます。趣味はウルトラマラソン&トレイルラン。

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