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n245_老舗ブランドを“無限”に成長させる!ミツカン『味ぽん』が若年層を掴んだ【ブランド再定義】戦略

アイデアの破壊力で今を変える「深夜の創造しい会」、ウィッテムのエリーです。今回は、国民的調味料「味ぽん」から登場した革新的な新商品「無限さっぱりスパイス」を深掘りしました。調理離れが進む時代に、なぜミツカンは粉末スパイスを開発したのか?既存ブランドの価値を再定義し、若年層獲得へ挑むその背景に迫ります。さらに、ドン・キホーテでの先行販売を選んだ、ターゲット戦略の巧妙さも徹底解説。長年のブランドが時代に対応し、新たな市場を創造するその戦略は、まさに経営者必聴のヒント満載です。ぜひ本編で、事業アイデアの破壊力を感じてください。

深夜の創造しい会、こんばんは。ウィッテムのエリーです。 「アイデアの破壊力で今を変える」をテーマにお届けする「深夜の創造しい会」。 今夜も、新規事業のヒントになるような刺激的な情報をお届けしていきます。

さて、今夜ご紹介するのは、私たち日本人には非常になじみ深い、あのミツカンさんの新商品についてです。 1964年から愛されてきた、言わずと知れたロングセラー調味料「味ぽん」。 食卓に欠かせない存在ですよね。 そんな味ぽんから、驚くべき新商品が登場したのをご存じでしょうか。 その名も、「無限さっぱりスパイス by 味ぽん」です。

これは、味ぽんの風味を残しつつ、コショウやガーリックなどのスパイスをブレンドした粉末タイプの調味料なんです。 唐揚げやサラダに振りかけたり、様々な料理にサッと一振りするだけで、味ぽんの新しい魅力が広がるという、まさに「無限」の可能性を秘めたスパイスです。

では、なぜミツカンさんは、この「無限さっぱりスパイス」を開発することになったのでしょうか。 実はその背景には、「調理離れが進む」という現代の食生活の変化がありました。 食卓で料理をしない、あるいは簡単調理で済ませるという方が増える中で、既存の味ぽんの使い道だけでは、なかなか若年層を中心に、新たな顧客層を獲得するのが難しくなってきていたのですね。

そこでミツカンさんは、長年培ってきた「味ぽん」というブランドの価値を再定義し、新しい形で食卓に提案することで、今まで味ぽんにあまり縁がなかった若い世代にも親しんでもらおうと考えたのです。 手軽に使える粉末スパイスという形は、まさに現代のライフスタイルに合わせた、味ぽんブランドの新たな挑戦と言えるでしょう。

そして、この「無限さっぱりスパイス」の先行販売先として選ばれたのが、ドン・キホーテでした。 なぜ、ドン・キホーテだったのでしょうか。 ドン・キホーテは、多様な商品が所狭しと並び、特に若者層やトレンドに敏感な層に強い影響力を持っています。 新しいものや面白いものを求めて来店するお客様が多く、SNSでの拡散力も非常に高い特徴がありますよね。 ミツカンさんは、ドン・キホーテでの先行販売を通じて、SNSでの大喜利イベントと連動させることで、効率的に話題性を高め、ターゲットとする若年層へのリーチを最大化しようと戦略を立てたのです。 まさに、商品のコンセプトである「無限」の可能性を、販売戦略においても最大限に活かした事例と言えるのではないでしょうか。

いかがでしたでしょうか。 長年の歴史を持つブランドが、時代の変化に対応し、新たな顧客層を獲得するために、商品の形や販売戦略を大きく変えていく。 これは、私たち経営者にとっても、非常に示唆に富む事例だと思います。 既存の事業やブランドの価値を、どのように再定義し、新しい市場を創造していくのか。 今日のミツカンさんの事例から、ぜひ皆さんのアイデアのヒントを見つけていただければ幸いです。

それでは、今夜はこの辺で。 「深夜の創造しい会」、お相手はウィッテムのエリーでした。 また次回の放送でお会いしましょう。

#無限さっぱりスパイス #味ぽん #ドンキホーテ #深夜の創造しい会

小島章裕

元・苦情係の社長参謀、企画力が強み。創業2001年、事業開発で企業を強くする会社を経営。毎日200件のクレーム対応で培った顧客目線を武器に、経営者の右腕、現場の伴走者として事業開発と組織変革を支援。お客様の痛みを知るからこそ、血の通った戦略で貴社の挑戦を支援します。趣味はウルトラマラソン&トレイルラン。

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