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p54_野球観戦でひらめいた!赤字寸前のスーパーをV字回復させた『喋りだす商品棚』の正体

時刻は夜10時を回りました。 アイデアの破壊力で今を変える、「深夜の創造しい会」。 こんばんは、パーソナリティのウィッテムのエリーです。 今夜も、あなたのビジネスを刺激する、とあるアイデアの物語をお届けします。

今日の物語の主人公は、地方都市で地域に愛されるスーパーを経営する、佐藤店長です。 彼は長年、頭を悩ませていました。 「どうすれば、大手チェーン店と差別化できるだろうか…。売り場はマンネリ化し、スタッフは毎日の地味な値札の貼り替え作業で疲弊している…」

そんなある休日、佐藤店長は気分転換に野球観戦へ行きました。 そこで目にしたのは、スタジアム全体を盛り上げる、客席の帯状ビジョンでした。応援メッセージや映像が一体となって流れる光景に、彼は心を奪われます。 「これだ…!このワクワクする一体感を、うちのお店の棚で再現できないだろうか?」

そのひらめきから生まれたのが、今日ご紹介する「スマートシェルフ・ビジョン」です。 佐藤店長のお店では、今、商品棚がまるで生きているかのように動いています。

普段はスマートな電子値札ですが、タイムセールが始まると、全ての棚が一斉にセール映像に切り替わり、公式キャラクターが棚から棚へと駆け巡るのです。お客様は、まるでイベント会場にいるかのよう。

スタッフは、タブレット一つで全商品の価格を一括更新。面倒だった値札作業から解放され、お客様との対話に時間を使えるようになりました。 さらに、食品メーカーの広告を流すことで、新たな広告収入も生まれています。

お客様が商品を手に取ると、その商品の価格や産地情報が目の前のビジョンに大きく表示される仕掛けも。この小さなサプライズが、買い物を一層楽しいものに変えました。

佐藤店長の日常の中の小さなひらめきが、いつもの売り場を、地域で一番のエンタメ空間に変えたのです。

さて、今夜の物語はいかがでしたでしょうか。 あなたの日常に隠れたその気づきが、明日からのビジネスを大きく変える力を持っているかもしれません。

深夜の創造しい会、お相手はウィッテムのエリーでした。 素敵なアイデアと共に、どうぞ、良い夜をお過ごしください。

#店舗DX  #リテールテック  #業務改善  #スマートシェルフ  #電子棚札  #デジタルサイネージ

小島章裕

元・苦情係の企画参謀、発想力が強み。お客様の「なぜ?」を事業の未来に変えます。毎日200件のクレーム対応で培った顧客目線を武器に、経営者の右腕、現場の伴走者として事業開発と組織変革を支援。お客様の痛みを知るからこそ、血の通った戦略で貴社の挑戦を成功に導きます。趣味はウルトラマラソン&トレイルラン。

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