vol.005_インプットで陥る罠?|企画参謀.TV|社員がアイデアを出す企業が最強!

こんにちわ、企画参謀の小島です。この企画参謀.TVは、ストリート系プランナーとして、泥臭く中小企業の新規事業やサービスを企画したり、自ら事業を起こして成功も失敗もした経験を活かして、ビジネスに本当に必要な「アイデア発想力」について3分間でお話しする番組です。

ちなみに社外企画部として20年企画参謀をしておりますが、「社員がアイデアを出す企業が最強」という持論があります。

前回は「インプットはアウトプットに支配されている」というお話をさせていただきましました。

では、今回のお題は・・・

インプットで陥る罠」です。

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例えば、インプットした時に名案が閃いたとします。これは時々起こることが、これは偶然、脳の中の情報と外からの情報が絶妙に結びついて名案になっただけです。こういうアイデアは底が浅く、深掘りされると言葉に詰まることが多いです。

しかし、この快感が忘れられず、常にインプットばかりを繰り返して外からの情報をばかり求め、偶然の結びつきに頼るようになり、深く考えなくなります。

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そのため、企画を出せと言われた時は、まず調べるのではなく、ゼロベースで自分の頭で考えてある程度骨組みを作ってから、検索してインプットした方が企画は早く出来上がります。

インプットを先にすると、多くの人はネットで検索しはじめます。同じようなキーワードで同じような検索結果が出て、その情報を見ながらアイデアを練るからだいたい似たアイデアになるのです。

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先に自分の脳で考えることから始めると、脳の中の情報はその人の興味や経験、今置かれている境遇など、それぞれ人によって違いますから、アイデアも人と被らなくなり、個性のある独自のアイデアになるのです。

そして、何より考える力が付きます。

ネタが尽きた時からが勝負です。本当に、個性ある、斬新なアイデアは、脳の中から捻り出す時こそ、生まれます。