
時刻は夜10時を回りました。
アイデアの破壊力で今を変える、経営者のための情報番組「深夜の創造しい会」。
パーソナリティのウィッテムのエリーです。今夜も、あなたのビジネスに眠る可能性をこじ開ける、そんな情報をお届けします。
さて、リスナーである経営者の皆さん。
新規事業や新たな拠点を立ち上げようとするとき、まず頭を悩ませるのが「場所」と「コスト」、特に固定費ではないでしょうか。
都心の一等地ともなれば、その悩みはさらに深刻になります。
今夜は、そんな固定費の常識を覆す、ある企業の驚くべき一手をご紹介します。
テーマは、「経営難の私立大学が、宝の山に変わる瞬間」。
あなたの会社の近くにある大学が、次のビジネスチャンスの拠点になるかもしれません。
先日、教育業界で非常に興味深いニュースが報じられました。
学習塾で有名な、あの学研ホールディングスが、ある短期大学の中に、新しい学習塾を開設するというのです。
場所は、近年タワーマンションが立ち並び、子どもの数も急増している東京の湾岸エリア、有明です。
このエリア、教育熱は非常に高いのですが、地価も驚くほど高騰しています。
記事によりますと、商業地の公示地価は10年で4割も上昇。
学習塾を開こうにも、月の家賃が30万円以上になることも珍しくないそうです。
これでは、せっかく事業を始めても、利益を出すのは至難の業です。
ところが、学研が打ち出した手は、実に画期的でした。
なんと、有明教育芸術短期大学のキャンパス内を借りることで、賃料をゼロに抑えたのです。
ゼロですよ。それどころか、水道光熱費まで短大側が負担するというのです。
一体、どんな魔法を使ったのでしょうか。もちろん、これにはお互いの課題を解決する、見事な戦略がありました。
学研側は、圧倒的なコストメリットを得られます。
家賃という最大の固定費をなくすことで、授業料を安く設定でき、これまでターゲットにできなかった幅広い学力層の子どもたちにもサービスを届けられるようになります。
一方の、有明教育芸術短期大学。
実は、少子化の影響で10年ほど定員割れが続き、経営に悩んでいました。
空いている教室は、いわば「遊休資産」です。
この場所を学研に提供することで、授業料の一部を新たな収益として得られるようになります。
しかし、この提携のすごいところは、単なる場所貸しで終わらない点です。
この短大は、保育士や小学校の先生を育てる学科がメインです。
学研教室に通うのは、まさにその子どもたち。
そして、塾の先生として、短大の学生をアルバイトで採用する計画だというのです。
学生にとっては、キャンパスの中で、将来の夢に直結する実践的な経験を積みながら、収入も得られる。
大学にとっては、学生に魅力的な機会を提供することで、オープンキャンパスなどでアピールでき、入学希望者の増加にも繋げられるかもしれない。
まさに、学研、短大、そして学生の三方よし。
学習塾が抱える「場所がない」という悩みと、私立大学が抱える「学生が集まらない、空き教室がある」という悩み。一見、全く関係のない二つの課題が、既存の枠組みを壊し、視点を変えるという「アイデアの破壊力」によって、見事に結びついたのです。
さて、経営者の皆さん。この話、どう思われましたか?
「なるほど、教育業界の話か」で終わらせては、もったいない。
このスキームは、あらゆる業種に応用できるはずです。
あなたの会社が抱える課題は何でしょうか。
優秀な若手人材の不足ですか?
社員研修を行う場所の確保ですか?
それとも、地域社会との繋がりをどう作るか、でしょうか。
もしかしたら、その答えは、すぐ近くの大学や専門学校にあるかもしれません。
彼らは、未来を担う意欲的な学生、専門知識を持つ教授陣、そして活用されていない施設という、素晴らしいリソースを持っています。
例えば、IT企業が情報系の大学と連携して、実際のプロジェクトを学生に体験してもらう。
飲食店が調理専門学校のキッチンを借りて、新商品の開発拠点にする。
可能性は無限大です。
「大学は教育機関」という固定観念を一度、破壊してみる。
そして、「連携できるビジネスパートナー」として見てみる。
そうすれば、誰も思いつかなかったような、新しい事業の形が見えてくるかもしれません。
賃料ゼロ、とはいかなくても、お互いのリソースを交換し合うことで、新しい価値を生み出すことは可能なはずです。
今夜は、学研と短大の異色のタッグから、遊休資産を金の卵に変えるアイデアについてお話ししました。
あなたの会社の隣にあるその建物は、ただの学校ですか?
それとも、未来のパートナーが待つ、宝の山ですか?
深夜の創造しい会、今夜はここまで。
あなたのアイデアが、世界を創造しく変えることを願って。
お相手は、ウィッテムのエリーでした。おやすみなさい。
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