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【衝撃】求人広告にお金をドブ捨てしていませんか?「部活スポンサー」という新しい採用の抜け道

暖かさを知ると、もう寒空には戻れない

名古屋もめっきり冷え込んできました。 毎朝、布団から出るのが億劫になる季節ですね。

実は私、ついに今年も「禁断の果実」に手を出してしまいました。 ヒートテック的な、あの高機能インナーです。

「まだ12月前半だし、もう少し我慢しよう」なんて痩せ我慢をしていたんですが、一度袖を通してしまうともうダメですね。あの薄さで、あんなに暖かい。 「防寒着を一枚増やすともう春まで戻らない」とはよく言ったもので、人間、一度快適な環境を知ってしまうと、不便で過酷な環境には戻れなくなるものです。

最近の素材の進化は本当に凄まじい。 でもこれ、ビジネスの現場でも同じことが起きていると思いませんか?

「従来通りのやり方(寒空の下で耐える)」を続けている競合を他所に、新しい「機能(仕組み)」を取り入れた企業だけが、ぬくぬくと成果を上げている。

今日取り上げるニュースは、まさに「採用活動における高機能インナー」のような話です。 求人サイトに高いお金を払って、来るかどうかも分からない応募を寒空の下で待つのは、もう終わりにしませんか?


「困っている」ところにこそ、最強の接点がある

さて、今日深読みするのは、日経MJのこちらの記事です。

大学部活スポンサー仲介、200団体へ スポーツフィールド 物価高で部活の運営コストは上昇している。(中略)企業の新卒採用や広報活動につなげる。

日経MJ2025/12/12

要約すると、「金銭的に困っている大学の部活」と「採用難やPRに悩む企業」をマッチングさせるビジネスが急拡大している、という話です。

「痛み」の共通項を探せ

私は元々、通販会社の苦情対応部署にいました。そこで骨身に染みたのは、「人の心が一番動くのは、痛みが解消された瞬間である」という真実です。

この記事の裏には、2つの切実な「痛み」があります。

  1. 学生の痛み: 物価高で遠征費が出せない。部費が払えず退部せざるを得ない。
  2. 企業の痛み: 求人広告を出しても反応がない。採用してもすぐに辞めてしまう。
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このサービスが上手くいっている理由は、単にお金をばら撒いているからではありません。「困っている若者を助ける」というストーリーの中で、企業と学生が出会っているからです。

なぜ、中小企業にとってチャンスなのか?

記事の中に、非常に示唆に富んだ事例がありました。

地方大学の体育会部活のスポンサーとなった建設会社は、学生と一緒に大学施設の改修に取り組んだところ、業務内容に興味を持った部員が新卒選考に応募。内定につながった。

日経MJ2025/12/12

これ、すごくないですか? 会社説明会でパワポを読み上げるよりも、よほど強力なアピールです。

学生からすれば、「自分たちの練習環境を良くしてくれた恩人」であり、「一緒に汗を流した先輩」になるわけです。 「就活生と人事」という冷めた関係ではなく、「仲間」という温かい関係からスタートできる。

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中小企業が大手に勝てないのは「知名度」と「条件」です。 しかし、「人間関係の濃さ」で勝負すれば、絶対に負けません。 このニュースは、採用活動が「スペックの売り合い」から「関係性の構築」へとシフトしていることを明確に示しています。


実践:明日からできる「泥臭い」第一歩

「そうは言っても、ウチにはスポンサーになるような余裕資金はないよ」 そう思われた社長、ちょっと待ってください。

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仲介会社を通せば確かにコストはかかります。でも、私のスタンスは「泥臭く、まず自分で動く」です。 お金ではなく、「自社のリソース」で学生の痛みを解決できないか考えてみましょう。

明日からできるアクションプランを提案します。

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小島流・「0円スポンサー」発想フレームワーク

STEP 1:地元の大学・高校の部活をリストアップする 甲子園常連校などの有名どころは無視してください。狙い目は、「活動熱心だが、予算が潤沢ではない」地元の部活やサークルです。

STEP 2:自社の「余り物」が「宝物」にならないか考える 現金給付だけがスポンサーではありません。

  • 運送業なら: 遠征時の「マイクロバスの運転」や「荷物運搬」を手伝う。
  • 食品業なら: 規格外で販売できない食材を「差し入れ」する。
  • 場所があるなら: 倉庫や会議室を「ミーティング場所」や「雨天練習場」として貸す。
  • 技術があるなら: 道具の修理や、設備のメンテナンスを請け負う。

STEP 3:監督・顧問に手紙を書く 「採用目的」は一旦隠して、「地域貢献として何かお手伝いできないか」とアプローチします。まずはギブ(貢献)からです。

関係性ができれば、「今度、部員向けに業界研究のセミナーやりましょうか?(という名の会社説明会)」や「アルバイトとして来ないか?(という名のインターン)」といった展開は自然に生まれます。

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求人広告に50万円払うなら、その予算で地元の大学サッカー部にプロテインを1年分差し入れた方が、よほど感謝され、御社のファンになる若者は増えるはずです。


結び:参謀からのエール

「情けは人のためならず」と言いますが、採用難の時代において、地域への貢献はそのまま「人材獲得」という果実になって返ってきます。

高機能インナーで寒さをしのぐように、知恵と工夫という「新しい機能」を身につけて、採用氷河期を乗り越えましょう。 御社の「余っているけど、誰かにとっては宝物になるもの」、一緒に探しませんか?

あなたの会社の「採用の痛み」、ぜひ小島に聞かせてください。 一緒に汗をかきましょう。

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【付録】経営者が朝礼で社員に語る「30秒メッセージ」

おはようございます。 最近、急に寒くなりましたね。

今日は「採用」について、みんなに共有したいことがあります。 今までウチは、求人サイトにお金を払って、応募を「待つ」だけの採用をしてきました。でも、これからは少し変えたいと思います。

地元の学生たちが、部活の費用や練習場所に困っているというニュースを見ました。 ウチの会社にある機材や場所、あるいはみんなの技術を使って、彼らを応援できないか? そうやって関係を作った学生たちが、「この会社、いいな」と思って入社してくれたら、それが一番幸せな出会い方だと思うんです。

「ウチの会社、学生のためにこんなことできませんか?」 そんなアイデアがあったら、ぜひ教えてください。地域から愛される会社になって、仲間を増やしていきましょう!

小島章裕

元・苦情係の社長参謀、企画力が強み。創業2001年、事業開発で企業を強くする会社を経営。毎日200件のクレーム対応で培った顧客目線を武器に、経営者の右腕、現場の伴走者として事業開発と組織変革を支援。お客様の痛みを知るからこそ、血の通った戦略で貴社の挑戦を支援します。趣味はウルトラマラソン&トレイルラン。

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