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n227_攻める経営者のための羅針盤:理研ビタミンに学ぶ「半歩先」を行く新規事業戦

理研ビタミンが業務用市場から家庭用市場へ参入し、成功を収めた戦略について述べています。特に、コロナ禍を契機とした事業転換、企画部と技術部の分離による消費者ニーズに基づいた商品開発、そして「半歩ずれた商品」という独自のコンセプトによるヒット商品創出に焦点を当てています。これらの戦略から、変化への適応、部門間の連携、そしてテストマーケティングの重要性が経営上の教訓として挙げられています。また、これらの事例を踏まえ、他の企業が新規事業開発を検討する上での参考ポイントや課題も示唆されています。

目次

  1. (1)記事全体の要約
  2. (2)記事の内容別分割
  3. ①企画部と技術部の分離による消費者志向の商品開発
  4. ②家庭用商品参入の背景と成功プロセス
  5. ③ヒット商品に学ぶネーミングとブランド戦略
  6. (3)経営者が新規事業を開発する上で参考にするポイント
  7. (4)記事から読み取れるビジネス課題
  8. (5)事業アイデアが発想できる出題文
  9. (6)新規事業開発に向けたアクション
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(1)記事全体の要約

理研ビタミンは、これまで業務用の業務用製品を中心に事業を展開してきましたが、コロナ禍をきっかけに家庭用商品市場への参入を本格化させました。家庭用商品の開発にあたっては、企画部と技術部を分離し、消費者ニーズに基づいた商品開発を推進。半歩ずれた商品、つまり消費者が気づいていない潜在的なニーズに応える商品を狙い、半年間テスト販売を行うなど独自の戦略を展開しています。これにより、「ふりかけるおかず」シリーズや「リケンのノンオイル」など、ヒット商品が多数生まれています。消費者の嗜好の変化を捉え、ニッチな市場で支持を得ることで、新たな成長戦略を描いています。

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(2)記事の内容別分割

①企画部と技術部の分離による消費者志向の商品開発

理研ビタミンは、家庭用商品の開発において、企画部と技術部を分離しました。これにより、企画部は消費者ニーズの把握とコンセプト立案に専念し、技術部はそれに基づいた商品化に注力する体制を確立しました。この分離は、従来の技術先行型開発から脱却し、消費者の潜在的なニーズを掘り起こす「半歩ずれた商品」を生み出す上で大きな効果を発揮しています。半年のテスト販売を経て消費者の反応を丁寧に分析し、改良を重ねることで、市場に受け入れられる商品を開発しています。

②家庭用商品参入の背景と成功プロセス

理研ビタミンは、もともと業務用市場で高いシェアを誇っていましたが、コロナ禍による飲食店の営業自粛をきっかけに、家庭用商品の需要が増加しました。これに対応するため、家庭用商品開発に本格的に注力。特に力を入れたのが、消費者が気づいていないニーズに応える「半歩ずれた商品」の開発です。例えば、「ふりかけるおかず」シリーズは、冷蔵庫の余り物を活用し、簡単に一品増やせるというコンセプトが支持されました。ネーミングにも遊び心を加え、消費者に親しみやすい商品作りを心がけています。

③ヒット商品に学ぶネーミングとブランド戦略

理研ビタミンでは、ヒット商品を生み出すために、ネーミングやブランド戦略にも工夫を凝らしています。例えば、「ふりかけるおかず」シリーズでは、食卓に楽しみを加えるネーミングが消費者の心をつかみました。また、「リケンのノンオイル」は、健康志向の高まりを捉え、定番商品としての地位を確立しています。さらに、半年のテスト販売を通じて消費者のリアルな声を取り入れ、パッケージデザインの改善やプロモーションに活かしています。これらの取り組みにより、ニッチな市場でも強いブランド力を築き、持続的な成長を実現しています。

(3)経営者が新規事業を開発する上で参考にするポイント

  1. 消費者ニーズの深掘り: 表面的なニーズだけでなく、消費者がまだ気づいていない「半歩ずれた」潜在ニーズを発見し、それに応える商品開発を追求すること。
  2. 部門間の連携と役割分担: 企画と技術など、異なる部門の役割を明確に分離し、それぞれの専門性を活かしつつ、連携を強化することで、効率的かつ消費者志向の強い商品開発体制を構築すること。
  3. テストマーケティングの徹底: 新商品を市場に投入する前に、一定期間のテスト販売を行い、消費者の反応を詳細に分析することで、リスクを抑えながら改良を重ね、成功確率を高めること。

(4)記事から読み取れるビジネス課題

理研ビタミンが業務用市場から家庭用市場へと事業領域を拡大した背景には、市場の変化への適応という課題がありました。コロナ禍による飲食店の需要減少は、業務用に特化した事業構造の脆弱性を露呈させました。この経験から、特定の市場に依存するリスクを軽減し、多角的な事業展開を図ることの重要性が浮き彫りになったと考えられます。

(5)事業アイデアが発想できる出題文

  1. コロナ禍をきっかけに業務用から家庭用へ事業拡大した理研ビタミンですが、同様に、環境変化によって新たな市場開拓が必要な企業は少なくありません。貴社が今後直面しうる市場の変化を想定し、その変化に対応するための新規事業アイデアを具体的に3つ提案してください。
  2. 理研ビタミンは「半歩ずれた商品」というコンセプトでヒット商品を生み出しました。貴社がターゲットとする顧客層において、まだ顕在化していない潜在的なニーズは何だと思いますか?そのニーズを満たすための新規商品・サービスを具体的に提案してください。
  3. 理研ビタミンの成功要因の一つに、企画部と技術部の分離による効率的な商品開発プロセスがあります。貴社の組織において、新規事業開発を加速させるために、どのような部門間の連携強化や組織再編が考えられますか?具体的な施策を提案してください。

(6)新規事業開発に向けたアクション

経営者の方に向けて、新規事業開発に向けたアクションとして、自社の強みを活かしつつ、市場の変化や消費者の潜在ニーズを深く掘り下げるための専門チームを立ち上げ、テストマーケティングを徹底する体制を構築することをおすすめします。

#理研ビタミン #消費者ニーズ #市場開拓 #ヒット商品

小島章裕

元・苦情係の社長参謀、企画力が強み。創業2001年、事業開発で企業を強くする会社を経営。毎日200件のクレーム対応で培った顧客目線を武器に、経営者の右腕、現場の伴走者として事業開発と組織変革を支援。お客様の痛みを知るからこそ、血の通った戦略で貴社の挑戦を支援します。趣味はウルトラマラソン&トレイルラン。

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