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【衝撃】「家族団らん」を前提にするな。データが突きつける食卓の孤独と、そこに眠る巨大な鉱脈

こんにちは、社長参謀の小島です。名古屋は今日も冷えますね。

年末年始、みなさんはどう過ごされましたか? 我が家には、久しぶりに大学生の息子たちが帰省してきました。男手が増えるというのは賑やかなもので、彼らがいる間は連日、すき焼きだ、寿司だとご馳走を用意し、妻と二人で「もてなしモード」全開でした。

嵐のように過ぎ去った年始。彼らがそれぞれの大学へ戻ると、家の中にはまた静寂が戻ってきます。 しばらくは冷蔵庫に残った高級食材の余韻で、妻と二人「プチ贅沢」な夕食を楽しんでいましたが、それもついに底をつきました。

今の我が家の食卓は、野菜9割、肉魚が1割。 50代夫婦の健康的な生活、と言えば聞こえはいいですが、要は「日常」に戻ったわけです。

手間をかけず、質素に、でも体には気を使って。 ふと、この「ハレ(非日常)」から「ケ(日常)」への落差を感じながらコーヒーを飲んでいた時、ある新聞記事が目に留まりました。

「ああ、これは我が家だけの話じゃない。日本中の食卓で起きている『静かな地殻変動』だ」

そう直感しました。 今日は、最新のデータから見える「食卓の孤独」と、そこに隠された「中小企業にとっての意外な勝ち筋」についてお話しします。


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「手間」という敵、「個食」という現実

家族がいても、半分以上は「ひとり飯」

先日、日経MJに掲載された調査データに驚きました。 なんと、2人以上の家族世帯であっても、朝食の57%、昼食の52%が「個食(ひとりで食事)」だというのです。

「家族なんだから、ご飯くらい一緒に食べるだろう」 そんな昭和的な常識は、もはや幻想になりつつあります。共働きで時間が合わない、子供は塾、親は残業。それぞれのライフスタイルが細分化された結果、「同じ屋根の下にいるのに、ご飯は別々」が当たり前になっているのです。

なぜ、ひとりの時に「味噌汁」は消えるのか?

さらに興味深いのは、個食の時に「選ばれないメニュー」です。 ご飯(白米)、味噌汁、焼き魚。これらは、ひとりご飯の時に食卓から姿を消します。 逆に選ばれるのは、パン、シリアル、パスタ。

理由はシンプルです。「自分一人のために、手間をかけるのが馬鹿らしいから」です。

私も通販の苦情対応をしていた時代、「使い方が面倒くさい」というお叱りを山ほど受けました。人間というのは正直なもので、「誰かと共有する喜び」がない時、手間に対する許容値は限りなくゼロに近づきます。

わざわざ出汁をとって味噌汁を作る。魚焼きグリルを洗うのが面倒だから魚は焼かない。 自分一人のためにコーヒーをドリップするのも億劫だから、インスタントかペットボトルで済ませる。

ここには、強烈な「痛み(Pain)」があります。 それは、「ちゃんとしたものを食べたいけれど、準備も片付けも面倒くさい」というジレンマです。

この「面倒くさい」という感情の裏側にこそ、私たち中小企業のビジネスチャンスが眠っています。


実践:明日からできる「泥臭い」第一歩

では、この「個食化」という波に乗るために、私たちはどう動けばいいのでしょうか? 大手チェーンと同じ土俵で戦う必要はありません。私たちには、私たちの戦い方があります。

小島流・視点の転換フレームワーク

まずは、自社の商品やサービスを以下の視点で見直してみてください。

【個食時代の「手間」と「報酬」の方程式】

❶「家族単位」の商品を「個」に分解する

  • 大袋やセット売りは「余らせる罪悪感」を生みます。「1回使い切り」「1人前」へのダウンサイジングは、単なる小分けではなく「罪悪感の払拭」という価値になります。

❷「準備」と「片付け」を代行する

  • 「美味しい」だけでなく「片付けが3秒で終わる」ことが、選ばれる決定打になります。
  • 例:そのまま捨てられる容器、洗わなくていい食材。

❸「ひとり時間の質」を高める提案

  • 手間はかけたくないが、惨めな気持ちにはなりたくない。
  • 「手抜き」ではなく「自分へのご褒美(セルフケア)」と定義し直すコピーライティングに変える。

明日からできるアクションプラン

予算をかけずにできることから始めましょう。

① 現場の社員(またはパートさん)に聞いてみる 「家で一人でお昼を食べる時、絶対に『やらないこと』って何?」と聞いてみてください。 「揚げ物は絶対にしません」「魚焼きグリルは使いません」 その「やりたくないこと」を、自社の商品やサービスで解決できませんか? そこにヒントがあります。

② 「おひとりさま」シチュエーションを具体的に発信する 飲食店や小売店であれば、POPやSNSで「家族団らん」の画像ばかり使っていませんか? 「テレワークの合間の15分ランチに」「家族が寝静まった後の、自分だけの晩酌に」 具体的な「孤独だけど豊かな時間」を提案してください。


参謀からのエール

時代は変わり、家族の形も変わりました。 しかし、「美味しくて体にいいものを食べたい」「心地よい時間を過ごしたい」という人間の根源的な欲求は変わりません。

  1. 家族世帯でも「個食」は当たり前。
  2. 一人の時、敵は「手間」と「後片付け」。
  3. 「手抜き」を「ご褒美」に変える提案を。

あなたの会社の商品が、誰かの一人の時間を少しだけ豊かにする。 そんな視点で、もう一度自社の強みを見つめ直してみませんか?

「うちの業界だと、どう応用すればいい?」と迷ったら、いつでも声をかけてください。 一緒に汗をかき、知恵を絞りましょう。あなたの会社の「痛み」と「強み」、ぜひ教えてください。


【付録】経営者が朝礼で社員に語る「30秒メッセージ」

おはようございます!

今朝は少し、みんなに考えてほしいことがあります。 最近のデータによると、家族と暮らしていても、朝や昼は半分以上の人が「一人で食事」をしているそうです。 みんなも心当たりがあるんじゃないかな?

実はこれ、すごいビジネスのヒントなんだ。 お客様は今、「豪華なもの」よりも、「一人の時に、面倒くさくないもの」「一人の時間をちょっと良くしてくれるもの」を求めているのかもしれない。

今日一日、仕事をする中で、 「これ、もしお客様が一人で使うとしたら、面倒くさくないかな?」 「一人のお客様に、どんな声をかけたら喜ばれるかな?」 そんな視点を一つ持って、業務にあたってみてください。そこに、次のヒット商品の種があるはずです!

今日も一日、頑張りましょう!

小島章裕

元・苦情係の社長参謀、企画力が強み。創業2001年、事業開発で企業を強くする会社を経営。毎日200件のクレーム対応で培った顧客目線を武器に、経営者の右腕、現場の伴走者として事業開発と組織変革を支援。お客様の痛みを知るからこそ、血の通った戦略で貴社の挑戦を支援します。趣味はウルトラマラソン&トレイルラン。

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