
おはようございます、社長参謀の小島です。
突然ですが、質問です。
あなたの会社の売上、その【6割以上】が、これまで全く想定していなかった場所や顧客から生まれているとしたら、どう感じますか?
「そんな馬鹿な」と思いますか?
実は今、140年の歴史を持つ“ある伝統的な業界”が、その「まさか」を実現し、存亡の危機からV字回復、過去最高の売上を叩き出しています。
今日は、斜陽産業と言われながらも復活を遂げた「駅弁」ビジネスから、あなたの会社の【成長エンジン】を見つけ出すヒントを、お届けします。
What(何が起きているか?)
まず、何が起きているのか。
ご存知の通り、地方の鉄道路線は縮小し、新幹線の車内販売も終了。駅弁を取り巻く環境は、まさに逆風そのものです。業者数もピーク時の【5分の1】にまで激減しました。
しかし、そんな中で、函館の「いかめし」や横浜の「シウマイ弁当」といった有名駅弁は、過去最高の販売個数を記録しているのです。
驚くべきはその中身です。
崎陽軒の「シウマイ弁当」は、今や売上の【64%】が駅以外のロードサイド店やオンライン。荻野屋の「峠の釜めし」に至っては、駅での販売はわずか数パーセント、売上の【9割以上】が駅の外から生まれています。
彼らはもはや「駅の弁当屋」ではない。これが、今回お伝えしたい核心です。
Why(なぜそれが重要か?)
では、なぜこの変化が重要なのか。
それは、彼らが単に「販路を広げた」のではなく、事業の【定義そのもの】を根本から変革したからです。
彼らは自らのビジネスを、「駅で弁当を売る仕事」と捉えるのをやめました。
代わりに、「【ブランドと食文化という体験】を、あらゆる場所で提供する仕事」だと再定義したのです。
この【再定義】こそが、ビジネスの爆発的な成長を生むトリガーです。
「駅で売る」という前提を外した途端、アイデアは一気に広がります。
レトルト商品の開発、人気アニメとのコラボ、ファンを巻き込んだ「推し弁」総選挙、ユニークなオリジナルグッズの展開、そして海外出店。
これらは全て、「駅弁」という【固定観念】の枠を壊したからこそ生まれた、新しい収益の柱です。
市場が縮小していくのを、ただ指をくわえて見ていては未来はありません。
市場が縮むなら、自ら【新しい市場を創り出す】。この覚悟が、140年の歴史を持つ業界に、革命を起こしているのです。
How(自社でどう活かすか?)
さて、社長。ここからが本番です。
この学びを、どうあなたのビジネスに活かすか。3つの具体的なアクションプランを提案します。
1つ目は、【資産の棚卸し】です。
あなたの会社が持つ「本当の資産」は何でしょうか?
それは工場やオフィスビルといった有形資産だけではありません。長年かけて築き上げた【ブランド】、お客様からの揺るぎない【信頼】、そして他社が真似できない独自の【技術】や【ノウハウ】。これらこそ、目に見えない最強の資産です。
駅弁屋が「駅」という場所を失っても、「峠の釜めし」という強力なブランドがあったから戦えたように、あなたの会社の“見えない資産”を使えば、今の事業領域の外で何ができるでしょうか?
例えば、BtoBの部品メーカーなら、その精密加工技術を活かして、全く新しい消費者向けのプロダクトを生み出せるかもしれません。
2つ目は、【前提破壊シミュレーション】です。
「もし、明日から主力の販売チャネルが使えなくなったら?」
「もし、主要顧客であるA業界が、市場ごと消滅したら?」
こんな過激な問いを、幹部会議で立ててみてください。
駅弁屋が「駅がなくなったらどうする?」と考えたように、事業の根幹を揺るがす【極端な仮説】こそが、思考のロックを外し、イノベーションの扉を開きます。ピンチを仮想体験することで、平時には思いもよらない、会社の新しい生き筋が必ず見えてくるはずです。
そして3つ目は、【異業種コラボによる化学反応】です。
「峠の釜めし」が人気アニメ「葬送のフリーレン」と組んで、青い釜めしを作ったように、一見、何の接点もない業界と組むことで、新しい顧客層に光の速さでリーチできます。
あなたの会社の技術やサービスを、全く違う業界のプロが見たら、どんな面白い使い方を思いつくでしょうか?
ぜひ、「うちの会社と組んだら、おたくの業界でこんな面白いことができますよ」と、積極的に声をかけてみてください。失うものは何もありません。
まとめ & CTA
今日の話をまとめましょう。
駅弁業界は、「駅で売る」という常識を捨て、「ブランド価値を売る」と事業を再定義することで、逆境を乗り越え、新たな成長軌道を描きました。
これを一言で表現するなら、こうなります。
今日の金言:【事業を定義するな。価値を定義せよ。】
「我々は何屋か?」と問うのではなく、「我々が提供している本当の価値は何か?」と問い続ける。
その価値を、今の顧客以外に届けられるとしたら、どこに、誰に、どうやって届けるか?
ぜひ、今日の会議で、この問いをチームに投げかけてみてください。
あなたの会社の「駅」は、本当に今の場所だけでいいのでしょうか?
もっと広い世界が、あなたを待っているかもしれません。
番組へのご感想や、あなたの会社の新たな挑戦について、ぜひコメントで教えてください。
次回も、あなたのビジネスを次のステージへ引き上げる、破壊的なアイデアをお届けします。

























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