
時刻は朝6時を回りました。
アイデアの破壊力で今を変える、経営者のための情報番組「夜明けの戦略会議」。
おはようございます、パーソナリティのウィッテムのエリーです。
新しい一日のはじまり、この時間はビジネスの常識をアップデートする情報をお届けします。
さて、早速ですが、経営者の皆さん。
皆さんの会社では、もう「秋の商戦」の準備は万端でしょうか。
ですが、もしその計画が、去年までの「当たり前」をベースにしているのであれば、少しだけ立ち止まって考えてみてください。
その戦略、もしかしたら今の市場とは、ズレてしまっているかもしれません。
「冷やし中華は11月まで」「クリーニングの衣替えは12月まで」そして「マンションは、日当たりの良い南向きより、北向きが人気」…。
近頃、こんな不思議なニュースを耳にしませんか?
これは、私たちのビジネス環境に大きな変化が起きているサインです。
今日のテーマは「長すぎる夏がもたらす、企業戦略の変化」です。
最近の日経MJの記事によりますと、記録的な猛暑が続いたことで、私たちの生活の前提である「四季」の境界線が、非常にあいまいになってきています。
例えば、コンビニのローソンでは、通常10月初旬には販売を終える冷やし中華を、今年は11月の初旬まで販売期間を延長するそうです。
また、アパレル業界では、季節を春・夏・秋・冬の4つではなく、夏をさらに細分化して5つ、あるいは6つの季節として捉え、商品を展開する動きが加速しています。
これまでとは違う、微妙な気候に対応した服が求められているんですね。
そして、最も興味深いのが住まいの価値観の変化です。
かつては日当たりの悪さから敬遠されがちだった「北向きの部屋」が、今、中古マンション市場で人気が急上昇しているというのです。
その理由は、夏の室温が上がりにくく快適だから。
マンション価格が高騰する中で、価格の安さに加え、「夏の涼しさ」という新しい価値が見出されているんです。
さて、なぜ私が、こうした変化を重要だとお伝えしているのか。
それは、この「季節のズレ」が、そのまま「新しいビジネスチャンス」に直結するからに他なりません。
これまで当たり前だと思っていた「季節感」が通用しなくなるということは、お客様の中に、これまで存在しなかった「新しい悩み」や「満たされない欲求」が生まれている、ということなんです。
「秋らしくなったはずなのに、日中は暑くて何を着ればいいか分からない」
「夏バテが長引いて、食欲が湧かない」
こうした声なき声のなかに、次のヒット商品のヒントが隠されています。
では、この変化を、皆さんのビジネスにどう活かせばいいのでしょうか。
今日は一つ、強力な思考実験をご提案します。
ぜひ、こう自問してみてください。
「もし、日本の季節が、長い夏と、短い冬の二季だけになったとしたら、自社の商品、サービス、そして社員の働き方は、どう変わるだろうか?」
こう考えることで、これまでの固定観念から自由になれるはずです。
記事で紹介されていたシャープの「アイススラリー冷蔵庫」は、まさにこの発想から生まれた好例です。
氷の粒と液体が混ざったシャーベット状の飲料を作れるこの冷蔵庫は、建設業や製造業といった、過酷な夏の労働環境を改善するソリューションとして、計画の2倍もの契約を獲得しています。
まさしく、新しい気候がもたらした、新しい需要を捉えたビジネスと言えます。
皆さんの業界にも、必ずあるはずです。
長くなった夏によって生まれた、お客様の新しい悩みや不満が。
そして、社員の皆さんが、より快適に、安全に働けるようにするための工夫が。
今日の会議で、ぜひ皆さんのチームに問いかけてみてください。
「私たちのビジネスにおける”冷やし中華”、つまり、季節の常識を前提とした商品やサービスは、一体なんだろう?」と。
そこから、きっと新しいアイデアの芽が生まれるはずです。
アイデアの破壊力で、今を変える。
「夜明けの戦略会議」、本日も最後までお聴きいただき、ありがとうございました。
素晴らしい一日をお過ごしください。お相手は、ウィッテムのエリーでした。
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