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n247_ミニコスメブームに学ぶ「お試し」の有料化戦略。顧客の”小さな不満”が新市場を生む。

なぜ今「ミニコスメ」がブームなのでしょうか?その秘密は単なる手軽さだけではありません。背景には、無料サンプルでは物足りず、かといって通常サイズは高くて試せないという消費者の隠れた不満がありました。
これはモノの「所有」より様々な「体験」を重視する価値観の変化を捉えた動きです。メーカーにとっても、新規顧客に商品を試してもらう絶好の機会となります。
この事例は、「お試し」自体を商品化するという発想の転換が、いかに新たな市場を生み出すかを示唆しています。あなたのビジネスにも、既存のサービスを少し変えるだけで生まれる大きなチャンスが眠っているかもしれません。

ウィッテムのエリーです。
時刻は夜10時を回りました。
アイデアの破壊力で今を変える。
経営者のための情報番組「深夜の創造しい会」。
今夜も、あなたのビジネスに新たな火を灯す情報をお届けします。
さて、早速ですが、リスナーの皆さんは最近、化粧品売り場に何か変化を感じたことはありますか?
実は今、ある新しい動きが活発になっています。
それは「ミニコスメ」という、通常よりも一回り小さいサイズの化粧品です。
今日の新聞記事で大きく取り上げられていたのですが、これが非常に面白いんです。
デパートで売っているような高級ブランドから、手頃な価格帯のブランドまで、様々なメーカーがこの「ミニコスメ」市場に参入しています。
例えば、ある人気ブランドのチークは、通常サイズだと5000円くらいするそうですが、ミニサイズなら2000円ほどで手に入ります。
これなら、「ちょっと試してみたかったけど、高いからな…」とためらっていた人も、気軽に挑戦できますよね。
実際に売り場では、「コロナ禍では試せなかった、少し派手な色のリップを試してみたい」といった女性たちが、楽しそうに商品を選んでいる姿が見られたそうです。
さて、ここからが今日のポイントです。
経営者の皆さんには、この「ミニコスメ」がなぜ今、これほどまでに注目されているのか、その「背景」に注目していただきたいと思います。
もともと、小さいサイズの化粧品は「旅行用」という位置づけでしたよね。
しかし、今のミニコスメは、それとは全く違う文脈で売れています。
では、何が消費者の心を掴んだのか。
背景には、顧客の隠れた「不満」がありました。
これまで新商品を試すには、メーカーが無料で配る「サンプル品」が主流でした。
しかし、あのパウチに入った1回分のサンプルでは、「本当に自分の肌に合うのか」「使い続けたいと思えるか」を判断するには、少し物足りなかったんです。
そこで生まれたのが、有料の「ミニコスメ」です。
無料サンプルよりは量が多く、数日間しっかりと試せる。それでいて、通常の商品を買うよりずっとリスクが低い。
この「ちょうどよさ」が、消費者の「少しだけ試したい」という本音のニーズに見事にハマったわけです。
これは、メーカー側にとっても大きなメリットがあります。
これまで価格がネックで手が届かなかった若い世代に、自分たちのブランドを試してもらう絶好の機会になります。
ミニコスメをきっかけに、いずれは通常サイズのファンになってもらう。そんな狙いがあるんですね。
さらに、もう一つの背景には、時代の変化があります。
今の若い世代は、洋服を買い替えるように、その日の気分やトレンドに合わせてメイクも気軽に変えたい、という欲求を持っています。
一つの商品を長く使い続ける「所有」よりも、様々な商品を試す「体験」そのものに価値を感じる。
この価値観の変化が、ミニコスメの人気を後押ししているんです。
さあ、いかがでしょうか。
今回の「ミニコスメ」の事例は、私たちに重要なヒントを与えてくれます。
それは、「お試し」そのものを商品にする、という発想の転換です。
顧客が本当に求めているのは何か?彼らが感じている小さな不満は何か?
そこを深く掘り下げることで、既存の商品やサービスの「サイズ」や「売り方」を少し変えるだけで、全く新しい市場を創造できる可能性がある、ということです。
あなたのビジネスにも、このような「ミニサイズ」のチャンスが眠っているかもしれません。
「深夜の創造しい会」、今夜はこの辺で。
また次回、あなたの事業のヒントになる情報をお届けします。
お相手は、ウィッテムのエリーでした。

#ミニコスメ #顧客インサイト #体験価値 #深夜の創造しい会

小島章裕

元・苦情係の社長参謀、企画力が強み。創業2001年、事業開発で企業を強くする会社を経営。毎日200件のクレーム対応で培った顧客目線を武器に、経営者の右腕、現場の伴走者として事業開発と組織変革を支援。お客様の痛みを知るからこそ、血の通った戦略で貴社の挑戦を支援します。趣味はウルトラマラソン&トレイルラン。

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