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【第2話】「俺が一番」から脱却する時。社長が“名監督”に変われば、会社はもっと強くなる。

中小企業の経営者が口では「うちの社員はアイデアを提案してこない」と嘆きながら、本音では社内に専門の企画マンを置くことや、活発な提案を必ずしも望んでいない、という矛盾した心理。その背景には、中小企業特有の構造的・心理的な事情が複雑に絡み合っています。その主な理由として3つ考えられます。

ウィッテムの企画参謀の小島です。
今回は、前回に続き【第2話】をご紹介します。

<経営者の心理>
「アイデア」という不確実なものに投資する余裕がない

中小企業にとって、経営資源(ヒト・モノ・カネ・時間)は常に限られています。新しい企画やアイデアは、その実現までに調査、開発、マーケティングといった追加コストと、そして「失敗するかもしれない」という大きなリスクを伴います。

体力のある大企業と違い、一つの新規事業の失敗が会社の存続に直結しかねない中小企業では、経営者は本能的にリスクを極端に嫌います。不確実な「アイデア」という未来への投資よりも、目の前の確実な売上や利益を生み出す「実行」を社員に求めがちです。

専門の企画マンを一人雇う人件費すら、固定費の増大というリスクと捉えます。「企画は社長である自分が行うから、社員にはとにかく実務を確実にこなしてほしい」というのが偽らざる本音でしょう。

<課題>
中小企業特有のリソース不足から、不確実なアイデアへの投資に踏み切れない。

<解決策>
不確実性への投資を「コスト」ではなく「未来への種まき」と捉える

「何もしないこと」が最大のリスクになり得る現代において、アイデアへの投資を完全にゼロにすることは、企業の成長機会を自ら放棄しているのと同じです。重要なのは、リスクを管理しながら挑戦する方法を知ることです。

① 「お試し予算」をあらかじめ設定する
年間の利益の中から、例えば「1%」など、会社が倒れない範囲で「新規事業・アイデア実現チャレンジ予算」をあらかじめ確保します。この予算の範囲内であれば、失敗を恐れずに挑戦できるというルールを設けることで、経営者も社員も心理的なハードルが大きく下がります。

② リーンスタートアップ方式で小さく始める
完璧な企画書や大規模な初期投資を求めるのではなく、「最小限のコストと時間で、そのアイデアに本当の需要があるのかを検証する」という考え方を導入します。

例1: 新しいサービスを思いついたら、本格的な開発の前に、サービスの魅力を伝える簡単なウェブページ(LP)だけを作成し、事前登録を募ってみる。

例2: 新商品のアイデアがあれば、まずは3Dプリンターなどで試作品を作り、既存の顧客数名に見せて反応を確かめる。
このように小さくテストすることで、大きな失敗を避けながら、有望なアイデアを見つけ出すことができます。

③ 既存事業とのシナジーを重視する
全くの新規分野に飛び込むだけでなく、まずは既存の事業(技術、顧客、販路など)と関連性の高いアイデアから募集・検討します。自社の強みを活かせる領域であれば、成功の確度も高まり、投資への不安も和らぎます。

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小島章裕

元・苦情係の社長参謀、企画力が強み。創業2001年、事業開発で企業を強くする会社を経営。毎日200件のクレーム対応で培った顧客目線を武器に、経営者の右腕、現場の伴走者として事業開発と組織変革を支援。お客様の痛みを知るからこそ、血の通った戦略で貴社の挑戦を支援します。趣味はウルトラマラソン&トレイルラン。

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